RukeとLuNaYuの日記
I know the truth.
I know whole.
And I...know you.
平凡な大学生活の日記です。時折まじめな長文を書く病気になります。興味がなければ読み飛ばしてください。
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ウガー (2005/10/30(日) 22:30:53)
ちょっと実験の解析がどうなるか分からないので、演習のレポート及び次回のレポート問題を気合で済ませた。

量子力学の内容が散乱問題等だいぶ実際的になってきて、いい加減全然フォローできなくなってきたので、シッフの教科書なんぞを買ってきたのだけど、うーん。この種の議論は、波動力学時代の遺物といって片付けるわけにはいかないのは分かるのだけど、もう少し議論を整理してくれる教科書はないものだろうか。完璧に、特殊な分散関係を持った波動の問題という扱いだもんなあ。しんどい。

フェルミオンの生成消滅演算子の問題は、場の理論を少しかじってある分、演算子を反交換関係を使って動かす時に、ここまで動かしてこいつにぶつけて消滅させて~、と変なストーリー付けができて楽だった。ていうか、内容的にもどこかとリンクするはずなんだけど、、、どこだろう。場の線形結合を作る所かな?
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リスペクト (2005/10/29(土) 23:58:37)
確か先週の事なんだけど、流体力学の授業で、教官が、「これをニュートンの法則と言います」と全く淡白に告げて、そのまま淡々と授業を続けていって、何の突込みも入らなくて、ちょっと待て、それで良いのか、と思った。

だってね、仮にも物理学科の授業でですよ。ニュートンの名前が出てきて、教官も学生も、スルーですよ。学生40人くらいはいるのに、スルー。適当にアルファベットを並べて付けたただのラベル扱いですよ。有り得なくないですか?

もちろん、このニュートンさんは、そのニュートンさんでもこのニュートンさんでもない、万有引力を提唱して力学の基礎を作り上げたという風に通常評価されている、あの、サー・アイザック・ニュートンさんだ。およそ、まともな状況ではないぞ、と思った。

一言で言いから、コメントしろよ(逆に一言以上は蛇足になるだろうけど)。

#あれ、結局僕が質問したんだっけ?当初の当惑が余りに強烈だったので良く思い出せない。

やっぱり、どんな事よりもまず先に、「盲信せずにリスペクトする」という事こそがアカデミズムの超基本的姿勢であって、それこそが、人類が膨大な知識の体系を築き上げる事を可能にした最も根源的な装置だ、という事をこそ、学問の世界に携わる人は絶対に理解しなければいけないのだと思う。だけれど、大学を中心とするアカデミズムという物について、あるいは特に自然科学に関して、「外の文化」という感覚が強いためだろうか、日本の大学では、この姿勢をきちんと持っていない人達が大量にいるし、学生に身に付けさせようとさえしない。

せめて、「盲信もせずに、リスペクトもしない」なら、すごく能力のある奴なら何かできるだろうし、そうでない人間は本人が困るだけだから良いのだろうけれど、「盲信して、リスペクトしない」どうしようもない奴と、「盲信して、リスペクトもする」という相手にとって超迷惑な奴がわらわらといる。

どうにかしてくれ。
マスマティカ (2005/10/28(金) 01:38:31)
明日の演習の問題で、スピン演算子を含むハミルトニアンが出てくるのだけど、ここに置いておいてあるSpinXSpin.nbを少し変更すると、直ちに固有値と固有状態が得られる(ただこの段階に至っては、どうせ少しでも複雑になったら固有値固有状態を厳密に知る事はできなくなるのだから摂動論を用いるのが教育的なのだろう。問題の性質上摂動論のつもりでやっても計算は全く同じになるけれど、とにかく、摂動論を練習しているつもりで計算するべきなのかもしれない)。手計算も全く基礎的で難しくないのだけど、こういう自分でツールや資産を整備しておいたおかげで楽ができるというのは、ほんのちょっとした事でも何がしかの進歩をしている気がして嬉しい。誰かが作ったスクリプトやプログラムを使うというのでなしに、ちゃんと理解していると言い切る事ができる上での手抜きだから。
#このトピックに関する限り別に全然大した事ではないのだけど。
パーティクル (2005/10/28(金) 01:29:49)
今やっている実験は、宇宙線を計数する技術の習得が主要な目的となっていて、それ自体はあまり面白く感じられない。この世界で何が起きるのかを知る段階をすっ飛ばして、僕等が完全に机上の空論として学んだ理論の精密な検証に繋がり易い部分について精密測定技術を習得するというようなスタンスの実験が、物理学科では多すぎて、自分の中に動機付けが十分になく、なかなか興味を持ってとりくめない。

#物理学科のカリキュラムとしては仕方のない事だろうけれど、それならば、もう少し教養課程の実験を工夫して欲しいなと思う。レーザーという題目で行ったホログラムの作成は非常に面白かったけれど、こういったこの世界で何が起きるか、何ができるかに関する知識を提供する実験という物は、中学高校やうちの大学ならば教養課程のようなできるだけ早い段階で提供すべきだろうと思う。

ただ、ようやく素粒子現象についての興味が形成されてきて、素粒子の崩壊過程に関する話はかなり興味を持って聞けた。今まで素粒子に関連するどんな単語も自然言語以上の物ではなかったから、素粒子に関連して教官に具体的な質問をしたというのも、多分今回が初めてだ。そしてその回答も、未だ素粒子論をまともに勉強してはいないにも関わらず、単に外部からもたらされる御伽噺というのでなしに、もう少し内的な実感を持って聞けた。

それは多分、ワインバーグの本を相当にラフながら(今のところ一章にノート一冊で来ている。今読んでいる場を実際に構成する所はもう少し時間がかかっていて、ノートも二冊目に入った)もどうにか読み進める事で、ワインバーグの明確な目的意識と一貫した視点のおかげで、ようやく粒子というものの位置付けが自分の中でできるようになったためだと思う。

これまで自分にとって粒子というものは一つの現象にすぎなかった。原子論、分子論の段階では、粒粒の集まりが物質を作っている、という言い方は世界についての具体的な描像を与えてくれた。しかし現在の片手間に勉強する事などできはしない素粒子の理論と膨大な粒子のリストの事を考えれば、「~は~と~でできているんだよ」という言い方それ自体には、何の情報も含まれていない事は容易に分かる。そういった言い回しを聞けば聞くほど、粒子という物を重要視する物理学のあり方自体に疑念を抱くようになってしまった。原子や分子の延長線上にあってたまたま注目されやすい「粒子っぽい」現象のみが、歴史的経緯から過剰に重視されているのではないか?だから加速器でごく少数の粒子について崩壊や散乱の様子を調べる事がこの世界の本質に迫る手段であるというのは、どうにも納得しがたかった。

しかしワインバーグの本を進めて行って「粒子とは物理学者の共通言語である」という実感をようやく得る事ができた。一体なぜ粒子にこれほど着目しなければいけないのか、という疑問に対して「実際の所粒子を考えたり用いたりしなくとも良い」と答える事は、もしそれが実際に妥当ならば、これ以上は望めない至高の回答だ。その上で、しかしまた、どんなまともな理論も粒子と場というツールによって記述され、しかもそのように記述されない理論は必然的にまともな理論でなくなるから、粒子と場によって理論を記述するのが賢明で、そうしない理由は何もない、とされれば、それは粒子という考え方を単なる机上の空論、人為的なツールに貶めるように見えて、むしろ、それを非常に確実性を持った何かすごく「硬い」物であるような感覚を与える。

特にファインマンダイアグラムが、「化学反応図に毛が生えた」程度の代物にしか見えなかったのが、それが真っ当な教育を受けた物理学者にとって散乱過程に関する完全に定量的な情報を与えるのだという事を、ワインバーグの一貫した視点故に未だファインマンダイアグラムの章に至っていないにも関わらず(実感として)理解できたのは大きな収穫だった。それは、始状態とハミルトニアンによって考えている現象を伝えるよりもはるかに賢明で合理的でしかもデメリットのない、着目している現象についての全ての情報を過不足なく伝える物理学者にとっての共通言語なのだ(いやまあ、そういう風な事は何度も目にしていたし耳にしていたんだけど)。

そういうわけで、宇宙線が大気圏に入ってきて何段階かの崩壊の過程を経てミューオンが生成されるっていうのを、図を描きながら教官が説明してくれたのだけど、それが誤魔化されているという感じが全くせずに、自分の側に知識が不足しているだけで、そこで語られている事は確かにその現象についの説明に正しくなっているのだろうな、という実感を持って聞く事ができた。それは急に、粒子を身近に感じさせた。

こういう、ある種の概念が急に「硬く」なって、手のひらの上に乗るようになるという感覚は何となく以前から好きだ。それに、それは、学習それ自体の一部としてはあまり意味がないように見えるけれど、やはり意味のあることなのだと思う。ベクトルを成分表示せずに矢印をつけたりボールド体にしたり、あるいはアインシュタインの縮約記法やディラックのブラケット記法。実際、物理学それ自体が長い間かけてそれを行ってきたのだから。
カルク (2005/10/27(木) 02:04:38)
最近骨のある計算をしていないな。。。

何か、数学的な難しさも技術的な難しさもない、完全に手続き的な計算で、しかし計算チェックも含めてある程度の日数を要し、それを完遂する経験が何らかの物理的な確信をもたらすような計算ってないかな。。。

この球面調和関数展開の係数の計算以来そういう楽しめるけれど辛い計算ってのを経験していなくてよろしくない。
ハイフソフト (2005/10/25(火) 23:58:20)
ソフトウェアのページで紹介しながら長らくリンク切れになっていたプログラム達があったのだけど、最近検索してくる人が時々いるので、対処しておいた。

現在、軟体シミュレーションの通常版、立体視版、ソースコード、及び、二重振り子のプログラムがダウンロードできます。

ただし、二重振り子については、位置の更新に加速度を使い速度の更新に速度を使う素晴らしいミスが存在するので(長い間気がつかなかったのだから大した物だ。結局の所、運動方程式はどうでも良くって拘束条件だけでほとんど決まっている物なんだな。)、このJAVAの二重振り子の方がお勧め

なお、似たようなミスが、大きな悲劇を生みかけた事があるが、ミクロな世界の詳細がマクロな世界にあまり影響しないという素晴らしきこの世界の善意により、そのような悲劇が回避された事がある。
ペイパー (2005/10/25(火) 21:42:14)
以前に、ワイルズのフェルマーの最終定理の証明論文の正当性の検査に相当な日数を要して、結局間違っていると分かって、修正されて、また審査して、結局問題がないと分かったって話を聞いて思った事。

数学は今や形式言語による完全に厳密な議論(正確には厳密であるかの完全に客観的な基準が存在する議論)が行えるのだから、論文中の証明は全て形式言語で書いて、そこで扱っているトピックの意義や歴史的意味付けのみを自然言語によってアブストラクトやイントロに書いて、証明の審査は、HTML-lintやHTML Validatorばりの、適当なエヴァリュエータに検査させて、レフェリーは自然言語によって書かれた部分のみを読めばよい事にすれば、論文の審査と出版が超迅速になるのではないだろうか?

そして、しばらく考えて思ったのは、このようにはできない一つの、明確な理由が存在して、驚く事にそれは数学的に証明された一つの定理であるという事。

そう、チューリングマシンにはプログラムの停止性の判定ができないから、永遠に合っているか判定できないで、しかも単に判定に時間がかかっているだけなのかを判定する事もできない証明を送りつける攻撃ができるのだ。いたずら好きの数学者の事だ。このような仕組みが導入されれば、数日で世界中でこの試みが行われるだろう。

いやあ、驚きだ。そのような明確な理由によって、未だに数学の証明が伝統的な方法で書かれていたとは。さすがは数学である。

*妄想。っていうか、本当か?
ヴイエムウェアプレイヤー (2005/10/25(火) 00:58:02)
VMWare, Inc.が、VMWare Playerとかいうとんでもない物を出してきやがった。

既存のVMWareユーザへの建前上VMWareを買わないと仮想マシンの作成ができないとなっているが、その制限はほとんど意味が無い。Virtual PCをMicrosoftが買った事、QEMUやXENの存在が大きいのだろうけど大胆な事をした物だ。独立性の高いPC環境のカプセル化という点に重点を置くようになってきている現在の戦略では当然と言えば当然ではあるけれど、相当に頭の切れる人が、大博打を打っている感じがする。

というよりもむしろ、VMWARE CENTERから仮想マシンがダウンロードできるとなれば、VMWAREを買ってきて自分でOSのセットアップから始めるよりも、よほど楽なくらいだ。出来ないのはハードウェアのコンフィギュレーションくらいという事になるけれど、普通ネットワークについての最大公約数的な設定が施してあれば十分だろう。

#ていうか確実に、仮想マシンを作成するツールとか、OSがインストールされていない仮想マシンとかをすぐに誰かが配布するようになるだろうし。

ちゅうわけで、一部で需要があるかもと思って今まで使ってきたSUSE LINUXのMathematicaフォントが導入してあって学校のサーバにアクセスしてMathematicaが使えて、後、ローカルでもOctaveが使えるようになっている奴を、人に渡せるように少しいじってみた。でも、VMWARE CENTERで各種LINUXの仮想マシンを配布しているので、ひょっとしたらこれをダウンロードしてフォントの導入程度の操作をするくらいですぐに使い物になるのかもしれない。偉いこっちゃ。相談員のページで紹介しても良いんじゃないかなあ。

#VMWARE PLAYERはVMWAREと共存できないようなので具体的な事は何も試せてはいない。それこそ仮想マシンにインストールすればよいのだけど。
カゼ (2005/10/24(月) 20:51:14)
日記に長文を書いていたら随分と遅い時間になってしまって、一応8時に起きたのだけど、そしたら物凄くカゼっぽくって、そのまま寝てしまった。今でも時々急に調子が悪くなる。明日から数日休むわけには行かない日が続くので気をつけなければ。。。

めっきり進まなくなってしまったワインバーグ本を進めてディラック形式の所を読んでいたらいきなり分からん事が。ローレンツ群のスピノル表現を得るためにクリフォード代数に従う行列(既約な物の一つの表し方がディラック行列)を扱って、それがベクトルとして変換するって事を見るのだけど、その後、それを使って高階の完全反対称テンソルを作っていく。で、そこで「しかし四次元では完全反対称テンソルは四個以上の添え字を持てないので」とある。これでめちゃくちゃ悩んでしまった。そもそも相対論と群論をちゃんとやっていないのに、何故かここまで来れてしまったので、何かあるといつもまず自分の知識と経験が不足しているのではないかという疑念が生まれてしまう。でも、結局どうにかなるようにこの本はできていて、しかも、今回は引っかかるべき所ですらなしに、単に、四次元だから五つ添え字を持ってこれば問答無用に同じ数字が現れるというだけの事だった。あれだ、つまり、超真面目に証明なんてしてみると、鳩の巣原理を用いるわけだな。難しく言ってみても、何も変わらんけれど。
ムラシャカイ (2005/10/24(月) 05:14:50)
先日の演習の後、色々あってめちゃくちゃ気分が悪かったんだけど、それについて考えていて「ああ、これがムラ社会という事か」と分かった。今まで、「日本はムラ社会だから~」というような言い方は何となく嫌いだったのだけど、これは典型的なそういうお話だ。
カゼ (2005/10/22(土) 14:46:44)
無理をしたせいで、朝起きたら風邪を引いていた。
むしゃくしゃしていて足を振ったら、妙に良い蹴りが出た。

ナゾ。
ハア (2005/10/22(土) 06:26:30)
以前この話題について学んだ時には細かい所で疑問符がたくさんついたのが、結局全部得心が行って、その上で発表にのぞめた上に、練習では1時間と少しで終わっていたので特に心配はしていなくて、今日は上手い酒が飲めるぞと思っていたのだけど、うーん、黒板ってあんなにせまかったっけ?ちょっと数式を書いたらすぐに一杯になるし、第一やけに高い所にあって手は痛くなるし。。。

細かい所についてしゃべりすぎたというのもあるけれどあほみたいに時間を使った上に、一瞬受け入れ難いのだけどそこに至る計算自体は完全に明瞭な公式の所でやっぱり色々な先入観であれやこれやとフンキューしてしまった。だから、物理的な意味を持つ物だけを計算するように念には念を入れたのに。。。
シンドースルセツドー (2005/10/22(土) 06:11:17)
周期的な摂動を受けた場合の遷移に関して、連続な固有状態への遷移確率を直接計算する方法周期的な摂動を受けた場合の遷移に関して、連続な固有状態への遷移確率を直接計算する方法。 演習の発表で採用したら受け入れられなかったので、詳しく書いた物。今のところ演習の問題を参照する事が前提で、具体的な問題設定を書いていないが、連続スペクトルの離散化に関する最大限ラフな議論については見ておく価値があると思う。

物理学科生の、特に今日同じ演習のクラスにいた人で興味を持ってくれた人へ。僕らが評価の高いが細かい誤りがたくさんある本を読む場合と違って、特に信頼性のない人間が、受け入れられ難い主張をしている場合、瑣末な計算間違いすらも説得力を致命的に損なうという事になることは理解しているつもりです。ですから、理解するよう努力して読んでくれ、とは言いませんが、もし端から間違っているだろうと決め付けずに、好意的に目を通してくれるのならば、瑣末な計算間違いから細かい記号の使い方や添え字の使い方の不統一に至るまで、気づいた事はどんな細かい事でも指摘してもらえると助かります。ここのコメント欄でも、s51562 at ecc.u-tokyo.ac.jpへのメールでも構いません。

そうそう、喋った事と、この文書は、大体、

の朝永先生の本で、p.113-119にある議論の、端折られている所は詰めてクドイ所は簡潔に(例えばピークの面積を三角形で評価する方法など)した構成になっています。これはswitch on について扱っている部分で、周期的な摂動についてはこの直後に書いてあって、こちらにも、ただ一つの準位が励起される場合にもt^2ではなくてtに比例する遷移率が観測される事など見るべき点が多いです。

なお、この本では、連続固有値の領域への遷移に関して、固有状態の規格化をデルタ関数によってとった時に、状態数ローにあたる因子が出てこない公式が得られるという僕の文書で2.において提示している事実について同じ結果が書いてある。いずれにしてもこの点について疑問の余地はない(簡単に確かめられる)と思うので、どうしても納得いかなければ、常に固有状態を規格化して用いる方針をとれば、体系の大きさV等を導入せずに連続固有値への遷移確率を直接計算するという事はやはりできる。その場合、波数に関して一様な平面波を固有状態にとった場合、そのままではエネルギーに関して規格化されていないので、規格化を施した上で計算しなければいけない事に注意。(というか、そういう計算をすれば、結局、状態数にあたる連続固有状態の場合の因子が規格化に表れる余計な因子であることは直ちに納得できると思うのだけど。。。)

なお、元の状態に居座る確率が、1から他の確率を全て引き去れば良いという、当たり前だけれど盲点なお話は(一次の摂動論で計算すると、絶対値の二乗をとる前に、遷移先についてはO(V)であるのに対し始状態については1+O(V)であるから、普通に絶対値を二乗して計算すると、始状態だけO(V)までになってしまう。)この直前にあります。(<-結果はそういう事になっているけれど、良く見たら、二次の摂動まで考慮した計算だった)
モスキート (2005/10/20(木) 03:11:43)
最近、蚊をとる技術に磨きがかかっている。目の前を蚊が通りかかった時に片手で掴むのが相当成功するし、自分のすねくらいを飛んでいる蚊を踏み潰したり、壁から20cmくらいの所を飛んでいる蚊を平手で壁に叩き付けたり。さっきは、天井付近を飛んでいる蚊をジャンプして正拳でつぶした。開眼して蚊取道でも創始するかと思ったんだけど、いいかげん蚊が多すぎるのでノーマットというやつを使ったら、飛んでいる蚊が勝手にポトっと落ちてくる。文明の利器恐るべし。
セツドー (2005/10/19(水) 22:19:05)
先週の演習の時、先生が定常状態の摂動の方法を0から丸丸説明して、その中で不定な項についての説明におかしな点があってもめた。具体的には、定常状態の摂動を計算する時出てくる不定な項を、出発点に取る無摂動系の固有状態の位相因子分の不定性によって説明していた。

セキブンデケタ (2005/10/19(水) 19:50:49)
sin^2(kx/2)/x^2の-inf to +infの積分は、結局、Mathematicaに不定積分させた結果を眺めていたら、部分積分するとsin(kx)/xの積分に帰着することがわかった。これは、主値積分の意味でexp(ikx)/xの-inf to +infの積分を計算するとその虚部によって与えられる事から留数定理を用いた計算ができる、と複素解析の本に書いてあって計算ができた。

ところが、このsin(kx)/xは、確か、exp(ikx)のk=-l to lの積分、つまりデルタ関数を与える積分を適当に打ち切って広がりを持たせた関数だ。こいつの積分もkによらないというのは知らなかったが、このexp(ikx)の積分に戻ればもう少し簡単に示せそうな気がした。厳密性には欠けるだろうが、つまり、
int_-l^lexp(ikx)dk=sin(kx)/x
をxについて-inf to +infで積分すると、右辺はint_-l^l 2pi delta(k) dkになって、これは2piだ。

というわけでちゃんとした証明と、ラフな証明のどちらもできた。そうか、2sin(kl)/kは2pi delta(x)に行くし、4sin^2(kx/2)/x^2は2pi k delta(x)に行くわけだけど、これらの面積は、kのlimを取る事なしに、正のkに対して常に、2piや2pi kなのか。これは知らなかった。。。
ヤットデキター (2005/10/18(火) 06:09:52)
勉強って結局、理解するまでは理解した状況が想定すらできないわけで。少なくとも過程が完全に手続き的に了解できるまでは、「すみません、できませんでした」が常に可能性としてあるわけで。演習で発表の担当になっているときは本当に追い込まれる・・・。いつも結構大変な事になるんだけど、まあ、結局どうにかなってきたし、今回もどうにかなった。そんなものだ。

しかし、ほとんどもうゴールという所で、int_0^inf (-cos(kr)r^2/k+sin(kr)r/k)e^(-r/a)とかいうイジメみたいな積分が。。。でも、端から諦めてMathematicaに放り投げたらけっこう時間がかかっていたので自分で考えたら意外にすぐできた。

結局、ノート20ページの計算(まあ半分は一般論と周辺事項の整理なんだけど)の挙句に出てきた結果をシッフに書いてある結果と照らし合わせると全ての因子が一致したのは(256とかね(笑))本当にラッキーだった。今から計算のチェックなんてやってられないからなあ。

結局埋まっていないのは(1-cos(kx))/x^2->pi k delta(x)だけだな。要は原点の近傍で面積を評価すれば良いんだろうけれど、こういう零点で区切って適当に評価して足し上げてってのは、大学入試で定番問題として参考書にも結構乗っていた気がするのだけど、いつも計算を追えなくて結局入試本番までちゃんとやらなかったんだよな。まあ、e^(-ikx)の-l to lの積分で2sinkl/kがdelta関数になるってのが太田先生の電磁気の本に書いてあるので、デルタ関数を長方形で表すふざけた証明はあるんだけど(というか、このアイデアが厳密化できるのならこの証明でももちろん良いんだけど、できるのだろうか)。
ヤットミエター (2005/10/18(火) 01:20:54)
いやー、演習の問題で、誰も手を挙げなかったのだけど、どうせどこかの本に載っているだろう、と思って安請け合いした2番が、思いの外てこずって、昨日と今日、学校に行って速攻で帰ってきた以外ひたすら処理しているのにまだ終わらない。朝永の遺稿本には一般論および似た話(束縛状態間の選択的な遷移)なら載っていたのだけどいくつか不明確な点があって、図書館で調べたらシッフの本に同じ話題があったのだけど、やはり不明確な点があって、ずっとかかりっきり。

要は連続固有値に関する規格化でデルタ関数に余分な因子がつくことを許す事とある状態密度での離散近似との対応が思いのほか手間取ってしまったという事なのだけど、自分の混乱の源を探すのにも手間取ってすごいことになってしまった。

木曜日は実験で水曜日は流体力学の講義&実験の予習をしなければいけないので、今日で計算と議論の流れのチェックくらいは終わらせないとどうしようもない。でも、ここまで頑張っていたのって、まだ、(1)の一般論なんだよな・・・(汗)。肝心の、水素原子の電離のお話の計算はこれから。。。まあ、借りてきたシッフの本に、結果だけは書いてあるから答え合わせはできる。。。とにかく積分するだけだし球面調和関数展開が与えられているから動径方向の積分だけだし。

っていうか、明日の物理学ゼミナールのために非平衡統計力学の話を少しつまみ食いしたかったのだけど無理かも。

それにしても、何となく、古い、有名で評価の高い、伝統的に用いられている教科書という奴に食わず嫌いで見向きもしないできたので、シッフなんてまともに開いたのはじめてだ。ついでにJ.J.サクライも眺めてきたのだけど、随分と実際的な事が書いてあって、そういう「素粒子屋の手引書」的な部分が読んでいて楽しくなるというかワクワクするというか、そういう(量子力学そのものにしか興味がなかった)数年前とは違う感覚を少しだけ感じた。
コクセーチョーサ (2005/10/15(土) 23:43:38)
国勢調査の方法が問題になっているけれど、あの、地域で一人担当を決めて、全ての家庭を回って集めさせるって、要は学校のクラスの「係り」とか「委員」とかの発想なんだよな。ああ、やだやだ。本当にあれは、子供心に、面倒だとか以前に、どう考えても効率が悪いし合理的ではないし(わざわざ仕事を作ってまで割り振るとかね)で常に何とも嫌だった。概念そのものが。

掃除当番とかもわけわからないし。(安い学費で提供されている)公立学校だから用務員とか業者に掃除してもらうんじゃなくって自分達でできる事は出来る限り自分達でやるようにしよう、というのらともかく、「自分達の使う所だから自分達で綺麗にしましょう」と訳のわからない勝手な価値観を押し付けられるのが本当に嫌だったし、やるならやるで、二人くらいでやれば十分じゃないかと。

そういえば、高校で入試の手伝いに何の理由付けも無しに借り出されたのも嫌だったなあ。国立学校だから、安い学費の代わりに学校の運営もある程度生徒達でやりくりするっていうような考え方ならばそれは当然ありだと思うんだけど、生徒が学校の業務を手伝うのは当然だろ?的な無造作な感覚は全く受け入れる事ができない。

結構多くの学校で、部活が義務付けられていて、しかも毎日放課後は遅くまで部活漬けで、しかもそれが保護者達に歓迎sれていたりするらしい。つまり、放課後に自由な時間があると何をするか分かったもんじゃないから学校で拘束しておいてくれると安心だという事らしい。

学校というのが、教育機関である以前に、ある非常に閉じた小さな擬似社会になってしまっていて、生徒達から何かを「奪う」事にあまりにも無頓着になってしまっているのが現状の最大の問題点だ。現在の教育の問題点はそれが何かを教えている事でも、何かを教えていない事でもなく、それが無造作に、無頓着に、「奪う」事だ。

そういった事に対する感覚の麻痺がこういった国勢調査のあれやこれやにも、歪みとして現れてきているのだろうな、と思う。
ショーバイ (2005/10/15(土) 23:19:20)
そうそう、たまにはamazon アソシエイトを使おう。



ちなみに、表紙がめちゃ格好良いので、それだけでも買う価値がある。原書I巻にあたる分までを読むためには邦訳の2巻目まで読む必要がある。


副読本に。朝永先生の教科書は読んだ事もないけれど、遺稿をまとめたこれは雰囲気が結構良い。ワインバーグの本でクレブシュ・ゴルダン係数などを補うためだけならローズの本だけで十分かも。


量子論の教科書。基本を学ぶだけならば後者の雰囲気が好きだけど、清水先生の本は相当に一般的な事情を考慮して書いてる部分がたくさんあって含蓄が深い。


測定の問題について読み物的に読める本。後者は怪しげなトンデモ本の雰囲気がするけれど、堅気の研究者が繊細な問題にまで真摯に言及していて、その癖薄くて一般向けの非常に良い本。

話題は変わって、「魔術師ポルガラ」シリーズの邦訳が出始めています。

これは原書を読んでいないので楽しみ。
カンタムフィールドフォー (2005/10/15(土) 22:40:57)
また、ワインバーグの視点が場の量子論の形式が相対論と量子論に基づく局所性を持った理論を作ろうとすると自然に出てくるという点にあるとは言っても、それは、その事を何ページもかけて「証明」するという事ではなく、教科書の構成はもっともっと素朴なものだ。

カンタムフィールドスリー (2005/10/15(土) 21:43:56)
ワインバーグが場の量子論を説明する中心的な視点は、「物理学は随分な紆余曲折を経て場の量子論に到達したけれど、良く良く考えてみれば、相対性論的量子力学に基づく``まともな''理論は、低エネルギーでは、場の量子論の形式で書かれるに決まっているじゃん」という物だ。

カンタムフィールドツー (2005/10/15(土) 02:26:11)
朝永先生が、量子力学の教科書のIII巻として出版する予定だった原稿の、後半を丸丸ヒルベルト空間のお話に割いているというのは、時期を考えればしかたのない事でもあるのだろうけれど、微分方程式と波動関数による方法こそが「初等的」で、ヒルベルト空間論の下での定式化は、特に数学的に厳密な議論に興味がある人だけがさらに上を目指して学ぶものというスタンスで書かれているような印象を強く受ける。実際そのような感覚は今でも、教える側、学ぶ側の双方に少なからずあるようだ。

ズツー (2005/10/14(金) 00:11:12)
経験のない類の頭痛がする。明日もバイトなのだけど大丈夫か?
カンタムフィールド (2005/10/13(木) 00:41:28)
冬学期が始まって、授業にもちゃんと出て生活リズムを昼型にしていたんだけど、そうしたら身体が順応できず。ちゃんと睡眠時間をとっているのに起きている間ずっと眠い。それもまどろむとかじゃなくて寝るべき時にずっと起きつづけていたような、油断していると寝入ってしまいそうな睡魔が、歩いているだけでも襲ってくる。昨日は電磁気の授業にせっかく出たのにひたすら爆睡してしまって、その後も相当にやばい状態だったので、今日は休んで昼まで寝てしまった。

しかし、夏休みが終わってだいぶ進みが遅くなってしまったワインバーグの場の量子論の本で、この機会にベクトル場の項を読み終える事ができた。この時点で既に電磁理論が仄めかされるのには本当に興奮させられる。
シヌー (2005/10/12(水) 03:11:34)
人間、死ぬ気で頑張ると、死にそうになります。気をつけましょう。
ガーン (2005/10/11(火) 00:09:35)
学校に行ったらジギョーがなかった。。。
ホージ (2005/10/10(月) 02:06:11)
法事(五十回忌)で親戚が集まって、疲れた。でもまあ、僕の世代か、その次の世代くらいで確実に失われそうな文化だから、少しくらいは大切にしないと。


帰ってきてからダラダラしてしまったので夕飯を食べた後演習問題をやってみた。三問全て摂動論ってのが嫌だなあ。摂動論の気持ち悪さってのは皆感じている事だと思うんだけど、でもどうしようもないしなあ。それに定性的な記述も与えてくれるので、いつでも数値計算で直接解けば良いなんていう恐ろしい考え方よりはよほどましなわけだけど。本当に、人間の能力って限られていて、自然現象を記述する所までは割合すんなり行けても、その先が本当に狭い道なんだよな。


にしても、三問目が、
・n=0以外縮退がある
・n=0以外では、二次まで見てようやく摂動エネルギーが出てくる。
・n=1でのみ、二次で縮退が解ける
という感じになって、そのくせに計算がノート数ページで収まったのにびびった。完全に演習のための問題だな、これ。
コメント (2005/10/09(日) 20:02:41)
管理人へのコメントでテンプレートFlexについて質問してくれた人への私信(連絡先がわからないのでこちらに書いておきます)。

mainBlockの左マージンを適切な大きさまで広げてやれば良いと思います。
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