RukeとLuNaYuの日記
I know the truth.
I know whole.
And I...know you.
平凡な大学生活の日記です。時折まじめな長文を書く病気になります。興味がなければ読み飛ばしてください。
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キャット (2005/12/31(土) 16:16:50)
これ見て思ったんだけど、いわゆる「波束の収縮」って、射影測定による(理想)測定の定式化を波動関数の言葉で書いた物って思っていたけれど、そうではない、あるいはそういう積もりで喋ったり書いたりしている人がいても、どうしたって勝手な先入観を持って捉えられてしまう代物であるようだ。

それとやっぱり、観測問題を「量子力学の暗黒面」と呼ぶ発言が出てきてしまったりしている。とはいえ議論している(この発言の人を含めて)人達のレベルが高いので、的確な突っ込みが入っている。多分現状でこの種の発言にきちんと突っ込みが入るような集団というのは、超上澄み層だけだ。もし物理学科の学生がこういう話をしたならば、正しい答えにたどり着く事はできたとしても、観測問題に対するメルヘン、ファンタジーな感情は確実に、正される事なく増加するだろうなあ。

多分、今の物理の特に量子力学に関する部分は未だに、新しい事を考える能力とは別に、基本的な理解をきちんとしているかどうかが大きなアドバンテージとなる状況にあるように思える。それはつまり、僕ら新規参入者が超有利という事だ。その上、そもそもめちゃくちゃ面白いわけだから、量子コンピュータ・量子情報や、量子力学という枠組み自体に対する基礎研究(それこそ観測問題、etc.)が流行るわけだ。

そんな幸運な状況はそうそう長くは続かないだろう。初学者が最初に読む教科書に書いていてある(べき)事を理解しているかどうかがアドバンテージになるなんていう状況が続くわけがない。そしてこれらの分野は面白く意義深いと同時に、明らかに難しい。観測問題をやると頭が狂う、一生を無駄にすると言われた昔とは今は全く状況が違い、それは物理の一問題としての難しさだが、だからこそ、能力のあるなしによるギャップはめちゃくちゃ大きい。考えてみれば、シュレディンガーの猫を考えていれば観測問題を考えている事になった時代というのは能天気な時代だった。観測問題は、理解が進んでそれが物理の研究対象として扱えるようになってしまってから、急激に難しくなったと言えるだろう。

だが、今は少なくともそういう状況だ。それは僕ら学生にとって非常にラッキーな事だろう。
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