RukeとLuNaYuの日記
I know the truth.
I know whole.
And I...know you.
平凡な大学生活の日記です。時折まじめな長文を書く病気になります。興味がなければ読み飛ばしてください。
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ユーセイ (2005/08/12(金) 15:41:00)
大体のところ、ある非常に大きな枠組み、制度とといった物を、一般論として批判するという事は、それが全く以って根本的に問題外な枠組みであったりする場合を除けば、できるはずがない。大抵の場合問題は容れ物ではなく、その中身だ。

特に民営vs.国営というような議論は、「馬鹿で阿呆で無能で楽な仕事で高い給料を貰いながら色々と優遇されているクソッタレの公務員どもに仕事をやらせるよりも、俺達民間の方がよっぽど上手くできるぜ」という、多分に感情に支配された一般論に陥り易い。一般論というのは、ここで言及されるクソッタレの公務員というものは、今実際に存在して業務を行っている個々の問題を含む公務員ではなく、全く抽象的に社会的通念として形成された``公務員''だからだ。

こうした主張は、常にアンチテーゼ、いやそれほど大した物ではなくせいぜい反発、にすぎず、それ自体として何ら意味を持たない。こうした主張をする人々は、良く考えもせず「競争原理」を良く考えもせずに伝家の宝刀のように持ち出すけれど、自分が実際に関わっている領域など、議論がアンチテーゼではすまなくなると、手のひらを返したように競争原理をむしろ批判する。Livedoorのような新興のベンチャー企業を、旧弊な体制を批判するシンボル的に扱い、自分の主張に箔をつけるために無思慮に引用していた人々は、Livedoorが派手な買収活動を繰り広げる断になって、突然商道徳を説き始めた。

確かに、現状、政府や役所による業務という物は多くの問題を抱えている。だが、来年度の予算策定業務を行う企業を入札で決めるわけにはいかない事は明らかだ。政治家と公務員は馬鹿であんぽんたんだから、彼らには仕事をさせるな、等という一般論は、それでも彼らに任せなければいけない業務が必ず残る以上は、正当ではない。その代わりに、アナーキストを標榜する覚悟のない者は、政治家や公務員は馬鹿でもあんぽんたんでもあってはならない、と言わねばならない。

郵政民営化にしても、郵政事業を民営化すれば、利益至上主義によって、例えば地方でのサービスが損なわれる、というような問題意識は確かに正しい。しかしそれは民営化を前提とした上で単に、地方でのサービスが損なわれないようにしなければならない、などと言って、郵政事業に算入する企業に対し何らかの義務と責任を課す方向で議論を進める事も可能だ。逆に、国営の状況において多くの無駄が生じている、というのならば、まず国営のままで問題を改善するという議論がなされるべきだ。明らかに、民営化する事でしかそうした無駄が改善できないという事は、国民が政府に対し絶望しなければならない事を意味する。

そうした事を広く考慮した上で、総合的に、国営と民営がどちらが良いかを議論しようとすれば、非常に多くの要因を評価しなければならず、答えの容易には出ない難しい議論となるだろう。

ただ、重要な事は、郵政民営化問題で問題となっているのは、そんな事ではないという事だ。ここで問題となっているのは、初めから一貫して、利権の構造だ。
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