RukeとLuNaYuの日記
I know the truth.
I know whole.
And I...know you.
平凡な大学生活の日記です。時折まじめな長文を書く病気になります。興味がなければ読み飛ばしてください。
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リスペクト (2005/10/29(土) 23:58:37)
確か先週の事なんだけど、流体力学の授業で、教官が、「これをニュートンの法則と言います」と全く淡白に告げて、そのまま淡々と授業を続けていって、何の突込みも入らなくて、ちょっと待て、それで良いのか、と思った。

だってね、仮にも物理学科の授業でですよ。ニュートンの名前が出てきて、教官も学生も、スルーですよ。学生40人くらいはいるのに、スルー。適当にアルファベットを並べて付けたただのラベル扱いですよ。有り得なくないですか?

もちろん、このニュートンさんは、そのニュートンさんでもこのニュートンさんでもない、万有引力を提唱して力学の基礎を作り上げたという風に通常評価されている、あの、サー・アイザック・ニュートンさんだ。およそ、まともな状況ではないぞ、と思った。

一言で言いから、コメントしろよ(逆に一言以上は蛇足になるだろうけど)。

#あれ、結局僕が質問したんだっけ?当初の当惑が余りに強烈だったので良く思い出せない。

やっぱり、どんな事よりもまず先に、「盲信せずにリスペクトする」という事こそがアカデミズムの超基本的姿勢であって、それこそが、人類が膨大な知識の体系を築き上げる事を可能にした最も根源的な装置だ、という事をこそ、学問の世界に携わる人は絶対に理解しなければいけないのだと思う。だけれど、大学を中心とするアカデミズムという物について、あるいは特に自然科学に関して、「外の文化」という感覚が強いためだろうか、日本の大学では、この姿勢をきちんと持っていない人達が大量にいるし、学生に身に付けさせようとさえしない。

せめて、「盲信もせずに、リスペクトもしない」なら、すごく能力のある奴なら何かできるだろうし、そうでない人間は本人が困るだけだから良いのだろうけれど、「盲信して、リスペクトしない」どうしようもない奴と、「盲信して、リスペクトもする」という相手にとって超迷惑な奴がわらわらといる。

どうにかしてくれ。
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コメント
この記事へのコメント
盲信してリスペクト
2005/10/31(月) 10:25:20 |inspfightman|URL | #Dfkg2.Ng[ 編集]
文系でもそう言う人は多いですね。ゼミによっては教授のコピーばっかり作るようなところも。何か意見すると、「君は私ほど勉強してないんだから、疑問なんか持つ必要ない」なんて。
あれで次代の学者なんか育つんだろうか。
2005/10/31(月) 21:26:31 |nuc|URL | #wr.8gKW6[ 編集]
質問してたよ。
僕は法則名はラベルでいいと思うぜ。歴史に踏み込みすぎるのは弊害がありそうだし。それに、コメント「しない」ということは情報を持ちうるからね。

ときに、リスペクトとはどういう意味じゃ?
2005/11/01(火) 22:36:09 |ruke|URL | #.85f1Vro[ 編集]
>inspfightman
そうですよね。学問に対する姿勢というのは、まあ結局は人間次第という所はあるとは思うのですが、日本の大学は進歩や発展が期待できる環境というか枠組みというか、そういう物を作る事に無頓着すぎて、何と言うか、``今''しか見ていないという部分が多すぎるような気がします。

>僕は法則名はラベルでいいと思うぜ。歴史に踏み込みすぎるのは弊害がありそうだし。

歴史に囚われるべきではないのは事実だけれど(「盲信せず」をつけたり、逆に一言以上は蛇足になるだろうけど、と書いたのはもちろんそういう意味)、それと、学問のどんな部分も人の営みであり人が積み上げ作り上げてきたのだという事を忘れてしまうという事は、全くの別問題です。

リスペクトという単語は、僕の認識が正しければ、辞書で一番初めに載っている意味でしか使っていないはず。ただし、この単語のニュアンスは、厳密には日本語に対応する言葉のない独特の単語であるようには思うけれど。つまり、多分「尊敬」は適切ではなくって、「敬意」「尊重」を合わせた感じ?

聖女信仰が魔女狩りと紙一重であるように、理解できない対象を祭り上げて称賛する事は、単なる拒絶と対して変わらない。

「~~さんっていう天才科学者は、こういう風に考えたんです。凄いね~。」という風に言って探究を放棄する事は、むしろ過去の偉人達の努力に対する背反であって、彼等の仕事を整理し、反省と検討を加え、より良い理解を探し求め、先に進もうと努力した時初めて、彼等の偉業に``応えた''という事になる。

nucが歴史に踏み込みすぎるべきではないと言っているように、本当に誠実に物理学(に限らないけれど)が進められるならば、それは常に「~は~と言った」を消し去っていく行為を行為を伴う。あるいは天才の否定と言っても良い。

だからこそ、過去の人々の名前を忘れないようにしなくてはいけない。誰だって、0からそれらを作り上げる事はできなくて、彼等の仕事の価値それ自体は疑いようがないのだから。そもそも僕等が、単に後から生まれたという点のみによって過去のどんな研究者よりも圧倒的に有利な状況にあるのは当然で、僕等は単に彼等よりも高い所に行こうと努力すべきで、過去の人々を貶めたり、忘れたりする事があってはならない。

リスペクトってのは、何ていうのかな、相手と同じくらいの視点からの敬意ってニュアンスがあると思うけれど、要はそういう事。
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