RukeとLuNaYuの日記
I know the truth.
I know whole.
And I...know you.
平凡な大学生活の日記です。時折まじめな長文を書く病気になります。興味がなければ読み飛ばしてください。
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(2005/12/01(木) 01:42:51)
http://d.hatena.ne.jp/nuc/20051129

「教養学部が講義を中止するべき」だというのならば話が早い。間違いがあるならば指摘するというのならば、その限りにおいては何の問題もないと思うが、ここまで主張するのならばそれは全く不適切だというのが僕の考えだ。

ていうかちょっと驚いたのだけど(僕も立花隆という人を田中角栄関係ならともかくサイエンスライターとしてあまり重んじていないので)、立花隆自身が、今年度から彼が受け持つという駒場の「全学自由研究ゼミナール『先端研究現場へ行こう』」について述べている事がそのまま答えになっていると思うので、リンクしておく。

はじめに - SCI(サイ)
私がなぜこんなことを考えているかというと、いま、日本の社会でいちばん困ったことは、サイエンス・ジャーナリズムがほとんど死んでしまったというか、半死半生の状態にあるということです。

 もちろん、日本でサイエンス・ジャーナリズムが全く死んでしまったわけではありません。若干の科学雑誌は残っているし、伝統的な大メディアのサイエンスのページもそれなりに残っています。しかし、初等中等教育で、理科離れ、科学離れが著しく進んだ結果、日本の社会の一般大衆向けサイエンス情報発出量は著しく低下し、グローバル・スタンダードのはるか下の方、OECDなどの調査によるとサイエンスに関心を持つ人たちの数が世界の最低レベルにずっと張り付いたままです。

 サイエンスに対する関心がそんなにも低いため、日本は、サイエンスのさまざまの分野でヨーロッパ、アメリカと並び、世界の三極の一つとして立派な業績を数々上げているのに、それらの業績についての日本メディアの報道量があまりにも少なく、日本人の多くはほとんどその事実を知りません。

 メディアが報道しても一般の関心が低くて読む人がいないためです。つまり「一般の関心の低さ」と「メディアの報道量の少なさ」が悪循環を起こし、容易に抜け出すことができないトラップ状態にはまりこんでいるわけです。

歯牙にもかけていない、中途半端な知識をひけらかせて商売するのが上手いだけのおっさんがここまで言っている。

一方で曲がりなりにもサイエンスに関わっていて、従ってサイエンスについてその辺の人間よりはいくらかなりとも真摯に考えるべきである学生が、間違いばかり喋る奴だからうちの大学で喋らせるな、と言っている。なるほど科学が社会と乖離するわけだ。

「科学技術インタープリター養成プログラム」の教員紹介を見ると分かるけれど、どう考えても問題は、こうした試みに、サイエンスのエキスパート達が積極的に関わろうとしているとは思えないということだろう。

「知の巨人」立花隆がサイエンスについて(当面サイエンスに関する部分にだけ限定しておこう)めちゃくちゃばっかり言っているという事から分かる事は、知の伝道師として社会的に広く評価され大きな影響力を持っている人間ですら、サイエンスからめちゃくちゃ遠い所にいるという事だ。その結果がnucが指摘しているたくさんの誤謬だ。

立花隆が問題なのではなく、知の伝道師として、門外漢だがサイエンスにそして他の多くの知の営みに近くあろうとして広くそして社会と乖離していない視野を提供できる人間として担ぎ出せる人間が立花隆くらいしかいないという社会的状況、社会の科学的素養に関する未成熟が問題なのだ。立花隆その人はそのような社会的状況そのものに直接の責任を持たない。その上、彼はそのような期せずしてあるいは分不相応に与えられてしまった地位にふんぞり返って満足する事なしに、そのような社会的状況の改善にできる限り貢献しようと大学教育に積極的に関わっている。そういう人間に対し、間違った知識だらけだから大学で喋るな、見えないところで知識をひけらかせ、というのではサイエンスは完全に閉鎖的になってしまう。

もう一度、一介のサイエンスライターを知の巨人に祭り上げてしまったのではないかという分析を挙げておこう。この人が偉い人なのかどうかは知らないが、僕はここに書いてある事に全面的に賛成だ。

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